奇跡の清流「仁淀ブルー」
高知市内から車でわずか30分。都会から一番近い秘境!
高知県で清流といえば真っ先に思いうかぶのは「四万十川」ではないでしょうか?でも近年、NHKスペシャル番組「仁淀川ー青の神秘」が放映されから、「仁淀ブルー」の愛称と共に一躍有名になりました。
しかも全国一級河川水質ランキングで五年連続日本一に輝くほどのレベルです。
この川には豊かで壮大な景観はもちろん、仁淀川流域6市町村、10万人の暮らしを支える、川、山、里、海の恵みを活かしたこだわりの食があります。
日本、いや世界でも稀な透明度とブルー、グリーンが織りなす、日本が誇れる自然遺産のひとつです。
滝の音のみが聞こえる幻想的な空間「にこ淵」
神秘的、幻想的な世界
知る人ぞ知る「にこ淵」、コバルトブルーのような神秘的な青。雲の流れとともに見え方が刻々と変化する幻想的な世界。
光のあたりかたによってグリーンやブルーに変化して、いつまでも見ていたい。そんな空間である。
このキラキラした水が、下流へ流れて行き、河口から土佐湾に流れ出ます。
仁淀川支流でもる中津川流域の中津渓谷は、四国の水辺八十八カ所に選ばれたとても美しい渓谷です。何千年もの歴史を経て、岩を削り、渓谷をつくりました。
「紅葉の滝」「雨竜の滝」「竜宮淵」などの神秘的な景観が随所に見られます。
紅葉シーズンは青碧色の川と深紅の紅葉が素晴らしいコントラストを描きます。
仁淀川でも四万十川同様に、今でも多くの沈下橋があります。
代表的なものは浅尾沈下橋、名越屋沈下橋、久喜沈下橋、片岡沈下橋などですが、仁淀川は人工物が少ない環境で、手つかずの自然がそのまま残っています。
仁淀川流域のロマンチックな世界
神秘的な夜の世界
仁淀川流域では、初夏から夏にかけて、空を舞うたくさんの蛍に出会えます。
満天の星空の下、幻想的な世界を感じるとまるで宇宙にでもいるような錯覚に襲われます。
ホタルの光はぼわーっと柔らかい光をイメージしますが、ここのヒメホタルは違います!
フラッシュみたいな強い光がギラギラ光るんです!ホタルの種類でサイズや光の強さが違うようです。
なんとも癒される空間です。耳を澄ませるとムササビの声も聞こえます。
仁淀川中流域に位置する越知町の横倉山は「光る森」として知られています。
その正体は「シイノトモシビタケ」という特殊なキノコなのです。
光るキノコと蛍の美しい幻想的なハーモニーを満天の星の下に身を置くとまるで宙に浮いているかのような不思議な感覚に襲われて、何時間でも過ごしていたくなります。
仁淀川流域、渓谷、森にはロマンチックな出会いや感動が溢れています。
仁淀ブルーを体感するために上流を訪れる人が増えていますが、仁淀川の魅力は支流や河口付近まで、透明度の高さを保っていることです。
鮎やアメゴ、渓流釣りが楽しめ、冬にはシラスウナギ漁が盛んな仁淀川、ぜひ美しく、奥深い仁淀ブルーを体感してみてください。