その一口で、今までの鰹が過去になる。
本場・高知が執着する
「日戻り鰹」の定義と鮮度の科学
「鰹のたたきは、どこで食べても同じ」だと思っていませんか?生臭さを感じたことがあるなら、それはまだ「本当の日戻り鰹」に出会っていないだけかもしれません。池澤鮮魚が、現場の言葉と数字で解説します。
日戻り鰹の定義とK値の関係
宇佐漁港で水揚げされる日戻り鰹。一本釣りにより、身を傷めない状態で帰港します。
日戻り鰹(ひもどりがつお)とは、当日出漁し、その日のうちに帰港・水揚げされた鰹のことです。数日〜1週間の沖合操業とは鮮度管理が根本的に異なります。池澤鮮魚では水揚げから24時間以内に藁焼き加工まで完了させることを品質基準としています。
高知の幡多地域では、水揚げしたての超新鮮な鰹を「ビリ鰹(ビリカツオ)」と呼びます。死後硬直が始まる前の、もちもちした弾力と甘みのある状態のこと。池澤鮮魚はその状態に少しでも近い鮮度でお届けしたくて、二港体制で水揚げ当日の仕入れにこだわっています。
- 🎣 久礼港・宇佐漁港での一本釣り漁法。延縄や巻き網と異なり一匹ずつ釣り上げるため身を傷めず、鮮度劣化が最小限です。
- ❄️ 水揚げ後、即座に鮮度保持処理・氷温管理。魚体温度の上昇を防ぎ、K値(鮮度指標)の上昇を極限まで抑えます。
- 🏭 水揚げから24時間以内にHACCP管理施設で加工・出荷。スーパーに並ぶ鰹とは管理工程が根本的に違います。
魚の筋肉中のATPがどれだけ分解されているかを示す数値。水揚げ直後は0%に近く、時間経過とともに上昇します。生食基準は20%以下とされており、池澤鮮魚の日戻り鰹はK値11%を記録。刺身用として理想的な鮮度を保っています。
動画で見る「日戻り鰹」水揚げの現場
宇佐漁港でのスピード感あふれる水揚げと競りの様子です。「当日帰港・当日水揚げ」のリアルな鮮度を映像でご確認ください。
宇佐漁港|日戻り鰹の水揚げから競りまで(約24秒)
土佐久礼・宇佐の「二港仕入れ」にこだわる理由
その日の海況で最良の鰹は変わります。土佐久礼は高知西部・幡多地域の伝統漁港、宇佐は高知市近郊の港。池澤鮮魚は二港を常時監視し、その日の状態が最も良い個体だけを厳選しています。
| 比較項目 | 一般的な鰹 (市場経由) |
池澤鮮魚の 日戻り鰹 |
|---|---|---|
| 水揚げ〜加工まで | 48時間〜72時間以上 | 24時間以内 |
| K値(鮮度指標) | 上昇傾向(20%超も) | 11%(生食最高品質) |
| 臭みの発生 | 時間経過で増加 | 極小に抑制 |
| イノシン酸(旨み) | 分解が進みやすい | ピーク維持(16.29μmol/g) |
| 漁法 | 巻き網・延縄等 | 一本釣り(身を傷めない) |
| 衛生管理 | 市場経由で管理が分散 | HACCP管理施設で一貫管理 |
「鮮度が高い」を数字で見せます
「鮮度が高い」はどのお店も言います。だから池澤鮮魚は、数字で証明することにしています。
生食基準は20%以下
旨みのピーク帯域
HACCP管理
鰹の旨みのもとになる成分。ATPが程よく分解されることで生まれます。16.29μmol/gというのは旨みがちょうどピークの帯域で、鮮度が高いうえに旨みもしっかり出ている状態です。この二つを同時に実現するのが、日戻り鰹ならではの強みです。
伝統の「焦がし藁焼き」|香りのレイヤーを重ねる
高知県産の藁を一気に燃やし、香りを瞬時に纏わせる「焦がし藁焼き」
池澤鮮魚のたたきは、昔ながらの稲わら焼きで仕上げています。ガスや炭火とは火力がまったく違い、わらの炎は一瞬で900℃を超えます。
- 🔥 900℃超の瞬間高温で表面を一気に炙る。ガスや炭火では出せない速さと温度が、皮目にだけ火を通し、中心の生の旨みを閉じ込めます。
- ✨ 脂がのった鰹を高温で炙ることで、香ばしさと甘みが一気に引き出される。脂が炎を呼ぶあの瞬間が、藁焼きならではの醍醐味です。
- 🌾 わら独特のスモーキーな香りが、脂の旨みを包み込む。ガスでは再現できない燻製効果が「高知の鰹」の香りをつくります。
- 🐟 皮目だけを炙り、身の中心は生の弾力と脂の甘みを保つ。半生の食感と焼きの香ばしさが一枚のたたきに共存します。
まずは天日塩で、その鮮度と香りをご体感ください。池澤鮮魚の藁焼きは、ガスを一切使わず、藁の煙が持つ「燻製効果」を最大限に引き出す手法にこだわっています。
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